アサミンBlog
2018.03.27_国民健康保険税
今、小諸市、佐久市で国民健康保険税の引き上げが検討されています。
両市ともこの12月議会に値上げ案が提案される見通しです。
小諸市では、国保運営協議議会が平成27年度からの引き上げを市に答申し、12月議会に提案されることになりました。答申によると一世帯12.32%の大幅な引き上げとなります。課税所得200万円の世帯で53,488円の引き上げとなると予想されます。小諸市の国民健康保険加入世帯の多くが200万円以下の低所得者層となっており、その負担は一層大変になります。
佐久市でも、国保運営協議会が国保税引き上げの答申をだし12月議会に引き上げ提案がされます。今回の引き上げは、17%の大幅引き上げで、所得400万円の世帯で10万円以上の引き上げとなります。現在、佐久市の国保加入世帯は全体の4割、そのうち、6世帯に1世帯が国保税の滞納を抱え、その大部分が年所得200万円以下の低所得層です。今でさえ払えないのにこれ以上、高くなったら払えいという状況です。
今年4月からの消費税8%増税、それと連動した物価高、さらに社会保障の負担増など市民生活は非常に困難なものになっています。
このような状況の下で国民健康保険税の引き上げを行えば、国保加入世帯の家計に深刻な影響を及ぼし、受診抑制にもつながり、さらに滞納者を増やし「所得の低い人でも安心して医療にかかれる」ことを目的としている国民皆保険制度の役割を後退させ、所得格差を一層広げることになります。
小諸市・佐久市での国民健康保険税の引き上げを許さないための運動を広げましょう。